歯を白くするホワイトニング

「ウォーキングブリーチ」とは、歯の神経を取った後、歯を白くするための薬剤を歯の中に入れて、きれいな白い歯にする方法です。ホワイトニング剤を歯の中に入れたままで、歩きながらホワイトニングすることから「ウォーキングブリーチング」という名称が付けられました。


その方法は、ホワイトニング剤を歯の中に入れてふたをし、数週間その状態のままにしておきます。そして、歯が白くなったら、ふたを取り外し、中に入れたホワイトニング剤を除去して、最後にふたをしたら終了です。以前は、白い歯にする方法の中で、ウォーキングブリーチは保険が唯一適用されていましたが、2006年度に保険改正されたこにより、保険が適用されなくなりました。


ウォーキングブリーチのメリットは、通常のホワイトニングでは効果のない神経が死んだ歯でも、ウォーキングブリーチを行うことで、歯を白くすることができる可能性があることです。


一方、デメリットは、薬剤を入れるために歯に穴を開ける必要があることや、ガスが歯の中に溜まり、歯が割れてしまう可能性があることです。また、そのような点から、歯科医院としても手間のかかる治療なので、ウォーキングブリーチを行っている歯科医院は実際には少なく、遠方の歯科医院まで通う必要がある場合があります。


ウォーキングブリーチは、薬剤を1週間に1回入れ替える治療を4～5回行い、約1ヶ月かかります。治療費用は、1回で歯1本につき約1,000～2,000円です。